造影剤使用に伴う副作用発現時の救急処置法
監修
藤田医科大学高度救命救急センター センター長
船曵 知弘 先生
造影剤使用に伴うアナフィラキシーの救急処置
Point | 造影剤の血管内投与でのアナフィラキシーは症状が急激に進行する場合があり,早急に対応することが必要. |
参考:二相性反応(症状再燃)への対応
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予防的ステロイドの内服または静注を考慮(ステロイドに即効性はない).
内服
- プレドニゾロン:1mg/kg(最大60mg/日)
- デキサメタゾン:0.1mg/kg
静注
- ヒドロコルチゾン:5 ~ 10mg/kg
- プレドニゾロン:1mg/kg(最大60mg/日)
- メチルプレドニゾロン:1mg/kg
- 症状改善後も4 ~ 6時間は院内で経過観察する.
- 重篤な症状がみられた症例では入院観察が望ましい.
※各薬剤の使用にあたっては,最新の電子添文をご参照ください.