iopamiron

イオパミロン®

イオパミドール注射液

非イオン性尿路・血管造影剤

開発の経緯

イオパミロン®注はBracco社(イタリア)により開発された非イオン性尿路・血管造影剤です。イオパミドールは、基本骨格である3ヨード芳香環の2,4,6位のヨウ素原子を非イオン性の親水基によりマスクした非イオン性造影剤であり、イオン性造影剤に比べ浸透圧が低く、高浸透圧に起因する各種障害が低減され、良好な造影能と耐容性をもった第3世代の造影剤です。

本邦では、1981年にイオパミロン®注の開発に着手し、1985年にイオパミロン®注300及びイオパミロン®注370 が尿路・血管領域で承認を得て、1986年発売に至りました。その後、1992年にイオパミロン®注150が承認され、1996年には本剤を予め注射筒に充填したディスポーザブルタイプのイオパミロン®注300シリンジ(キット製品)が承認されました。また、イオパミロン®注300においては2003年に高速らせんコンピュター断層撮影において胸・腹部を撮影する場合に静脈内投与速度を撮影対象部位により調節することおよび肝臓領域を撮影する場合に150mLまで投与することができることが承認されました。

製品の特徴及び有用性

  1. 非イオン性

    イオパミロン注はその構造式を非イオン化することにより造影剤のイオン負荷の問題を克服した造影剤です。

  2. 浸透圧・低粘度

  3. 簡便性(シリンジ製剤)

    従来のバイアル製剤に比べ、詰め替えの手間がなく内容液も確認しやすい透明シリンジ製剤です。

  4. 摺動性が高い(シリンジ製剤)

    イオパミロン注の低粘稠性を活かすために注入時の摺動性が良いガラスシリンジを採用しています。

  5. 副作用発現率は6.3%(450/7,153例)

    イオパミロン®注300及びイオパミロン®注370の副作用発現率は6.3%(450/7,153例)でした。(用法・用量に関する一変承認時: 承認時、使用成績調査[1985年11月~ 1991年11月] 及び用法・用量に関する一変承認時の累計) 主な副作用は熱感126件(1.8%)、嘔気69件(1.0%)、発疹42件(0.6%)、口内乾燥40件(0.6%)、嘔吐33件(0.5%)、 潮紅23件(0.3%)、そう痒22件(0.3%)、BUN上昇22件(0.3%)、閃光感20件(0.3%)などでした。

製品基本情報

効能・効果、用法・用量、警告、禁忌等を含む使用上の注意、用法・用量に関連する使用上の注意につきましては、製剤 の添付文書をご参照ください。

症例紹介

症例 IOP

石灰化プラークを伴う狭窄病変をFFRCTで評価した1例

倉敷中央病院

2019

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症例 IOP

iMAR及び低管電圧撮影,ADMIREを併用した頸動脈CTA1症例(山形県立新庄病院)

山形県立新庄病院

2019

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症例 IOP

腫瘍内の仮性動脈瘤が明瞭に描出された肝細胞癌の一例

北播磨総合医療センター

2019

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症例 IOP

Dual energy CTを用いた下肢静脈瘤3DCT

東京女子医科大学東医療センター

2019

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