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MRIで生じるアーチファクト

認識、解明、除去 Harald H. Quick

磁場強度でなにが変わるか

アーチファクト 1.5テスラ 3.0テスラ 7.0テスラ注)
呼吸性アーチファクト n.a. n.a. n.a.
拍動アーチファクト n.a. n.a. n.a.
フローアーチファクト n.a. n.a. n.a.
折り返しアーチファクト n.a. n.a. n.a.
磁場不均一 0 + ++
傾斜磁場の線形性 n.a. n.a. n.a.
脂肪抑制によるアーチファクト 0 + ++
ケミカルシフト 0 + ++
磁化率アーチファクト 0 + ++
金属アーチファクト 0 + ++
造影タイミング n.a. n.a. n.a.
ステント 0 + ++
MRA の後処理 n.a. n.a. n.a.
T2*アーチファクト 0 + ++
RFアーチファクト n.a. n.a. n.a.
スパイク n.a. n.a. n.a.

表3 磁場強度でなにが変わるか?アーチファクトの程度は、静磁場強度によって相対的に増大または縮小する。この表で「0」は1.5 テス ラでのアーチファクトの基準値である。評価:「0」=変化なし、「+」=増大、「++」=さらに増大、「n.a.」は特定のアーチファクトの程度と範囲が磁場強度に関連しない。

注)国内では7T は臨床使用範囲外

 

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