第55回 画像診断クイズ(肝臓)
胃癌術後に発症した肝S6の乏血性結節
難易度 ★★★★
執筆者名 :谷 一朗 先生
所属 :横浜栄共済病院
- 次の4つの記述のうち、結節の鑑別診断において正しくないものはどれでしょう?
- 1 :肝細胞相は診断の決め手になりえない
- 2 :ADC map は診断の助けとなる
- 3 :T1強調Opposed phaseは診断の決め手になる
- 4 :ダイナミック造影MRIは診断の一助となる
患者背景
年齢・性別
70才代 男性
検査目的
早期胃癌に対し、腹腔鏡下胃全摘術施行後、経過観察中に肝S6に結節出現。
画像1: ダイナミック造影CT
画像2: EOB-MRI:T1WI inphase, opposed phase, T2WI 脂肪抑制、Heavy T2WI 脂肪抑制
画像3: EOB-MRI:ダイナミック造影、肝細胞相、拡散強調像、ADC map
画像4: Heavy T2WI 脂肪抑制
画像5: ダイナミック造影MRI後期相
画像6: ADC map
- 次の4つの記述のうち、結節の鑑別診断において正しくないものはどれでしょう?
- 1 :肝細胞相は診断の決め手になりえない
- 2 :ADC map は診断の助けとなる
- 3 :T1強調Opposed phaseは診断の決め手になる
- 4 :ダイナミック造影MRIは診断の一助となる