第52回 画像診断クイズ(頸部)
知っているかどうかです
難易度 ★★
執筆者名 :鈴木 皓佳 先生
共執筆者名 :藤井 佳美 先生
所属 :藤沢市民病院
- 画像所見から考えうる患者の既往歴として最も適切なものはどれか?
- 1: 心原性脳塞栓症
- 2: 内頸動脈瘤
- 3: 外傷性内頸動脈損傷
- 4: 原発性脳腫瘍
患者背景
年齢・性別・体重
60歳台男性 55kg
検査目的
大腸閉塞のため当院紹介受診となった患者。精査のための造影CTで偶然頸部に金属吸収値を指摘された。来院前ADLは全自立。
画像1: | CTスカウト像 |
画像2: | CT軸位断 骨条件 |
画像3: | ボリュームレンダリング画像① 正面 (赤色は総頸動脈~内外の頸動脈近位部) |
画像4: | ボリュームレンダリング画像② 正面cranial70° (赤色は大動脈弓部~内外の頸動脈近位部) |
画像5: | ボリュームレンダリング画像③ (指摘された金属吸収値のみ) |
(黄矢印)指摘された金属吸収値
- 画像所見から考えうる患者の既往歴として最も適切なものはどれか?
- 1: 心原性脳塞栓症
- 2: 内頸動脈瘤
- 3: 外傷性内頸動脈損傷
- 4: 原発性脳腫瘍