第43回 画像診断クイズ(頭部)
頭部MRIのクイズ
難易度 ★★★
執筆者名:米山 知秀 先生、中條 正典 先生、上村 清央 先生、吉浦 敬 先生
所属:鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 放射線診断治療学分野
- 次の4つの記述のうち、正しくないものはどれでしょう?
- 1 :常染色体劣性遺伝である。
- 2 :小児期に発症することが多い。
- 3 :脳脊髄液中のグリシン上昇を認めることが多い。
- 4 :MRI拡散強調像では拡散制限域を認めることは少ない。
患者背景
年齢・性別
50歳代 男性
検査目的
2年前から立位時の倦怠感と認知機能の低下を認め、1年前からは歩行時のふらつきもみられるようになった。精査のため、頭部MRIが施行された。
画像1: T2強調像
画像2: T1強調像
画像3: FLAIR像①
画像4: FLAIR像②
画像5: 拡散強調像
画像6: ADC map
- 次の4つの記述のうち、正しくないものはどれでしょう?
- 1 :常染色体劣性遺伝である。
- 2 :小児期に発症することが多い。
- 3 :脳脊髄液中のグリシン上昇を認めることが多い。
- 4 :MRI拡散強調像では拡散制限域を認めることは少ない。