第42回 画像診断クイズ(頭頚部)
画像診断クイズ(脳)
難易度 ★★
執筆者名 : 東 美菜子 先生、平井 俊範 先生
所属 :宮崎大学
- 担癌患者でこのような画像所見を認めた際、他にチェックすべき画像所見として可能性が低いものはどれか
- 1 :水頭症の有無
- 2 :内耳道の造影効果の有無
- 3 :脳表の結節状増強効果の有無
- 4 :灌流異常の有無
患者背景
年齢・性別・体重
70歳代 男性 50kg
検査目的
主訴:頭痛
現病歴: 胃癌術後再発に対する化学療法中、頭痛やふらつきの訴えが出現し、精査目的で頭部MRI検査が施行された。
既往歴:胃癌
現病歴: 胃癌術後再発に対する化学療法中、頭痛やふらつきの訴えが出現し、精査目的で頭部MRI検査が施行された。
既往歴:胃癌
画像1: T2WI
画像2: T1WI
画像3: FLAIR
画像4: 造影3DT1WI (MPRAGE)
画像5: 造影3DFLAIR
画像所見
T2WI,T1WIで異常所見ははっきりしないが、FLAIRで大脳の脳表に沿った高信号が多発している。造影3DT1WIで小脳裂に沿った増強効果が見られるが、造影3DFLAIRでは増強効果がより顕著である。
- 担癌患者でこのような画像所見を認めた際、他にチェックすべき画像所見として可能性が低いものはどれか
- 1 :水頭症の有無
- 2 :内耳道の造影効果の有無
- 3 :脳表の結節状増強効果の有無
- 4 :灌流異常の有無