第39回 画像診断クイズ(胆嚢)
病変由来は
難易度 ★★
執筆者名 : 女屋 博昭 先生、稲葉 吉隆 先生
所属 :愛知県がんセンター 放射線診断・IVR部
- 次の4つの記述のうち、正しくないものはどれでしょう?
- 1 :指摘されている病変は肝由来の可能性がある。
- 2 :もしかしたら早期静脈還流がありそうだ。
- 3 :肝細胞造影相では、肝実質と同程度の取り込み像を呈する。
- 4 :最も可能性の高い診断は胆嚢癌である。
患者背景
年齢・性別
40代 女性
検査目的
検診発見の胆嚢ポリープ精査のため来院。来院時腹部エコーではそのほか胆嚢底部に充実性腫瘤が疑われ、造影CT、EOB-MRI検査が施行された。肝胆道系酵素:正常範囲内 肝炎ウィルス:陰性 CEA、AFP、PIVKA-Ⅱ:正常範囲内
条件や注釈
表示スペースの都合上、冠状断像CTとMRIを最後尾に配置、横断像よりやや縮小しての表示です。
画像1: 造影前CT
画像2: 造影CT 動脈相
画像3: 造影CT 後期相
画像4: MRI 造影前T1強調像
画像5: MRI 造影T1強調像 動脈相
画像6: MRI 造影T1強調像 肝細胞造影相
画像7: 造影CT 動脈相(冠状断像)
画像8: MRI T2強調像(冠状断像:SSFSE)
- 次の4つの記述のうち、正しくないものはどれでしょう?
- 1 :指摘されている病変は肝由来の可能性がある。
- 2 :もしかしたら早期静脈還流がありそうだ。
- 3 :肝細胞造影相では、肝実質と同程度の取り込み像を呈する。
- 4 :最も可能性の高い診断は胆嚢癌である。