第23回 画像診断クイズ(膵臓)
膵臓で嚢胞性と充実性の混在した腫瘤を見た時に考えること
難易度 ★★★
執筆者名 :谷 一朗 先生
所属 :国家公務員共済組合連合会 横浜栄共済病院
- 次の4つの記述のうち、正しくないものはどれでしょうか?
- 1 :CTでは充実性と嚢胞性の成分で構成されているように見える。
- 2 :拡散強調像ではCTで充実性に見える部分はほぼ低信号である。
- 3 :ADC map と MRCPが腫瘍の構成要素の特徴を表している。
- 4 :最も近い診断はSolid-pseudopapillary neoplasm である。
患者背景
年齢・性別・体重
80歳代 女性
検査目的
前年の秋に腹部にしこりを自覚。4月に内科受診。CT上膵頭部腫瘤を認めた。
ERCPによる細胞診ではClass II。CEA, CA19-9, DUPAN-2, Span-1, AFP は正常範囲内。
ERCPによる細胞診ではClass II。CEA, CA19-9, DUPAN-2, Span-1, AFP は正常範囲内。
画像1: ダイナミック造影CT膵実質相
画像2: T2強調像
画像3: 拡散強調像
画像4: ADC map
画像5: ダイナミック造影MRI膵実質相
画像6: MRCP single thick image
- 次の4つの記述のうち、正しくないものはどれでしょうか?
- 1 :CTでは充実性と嚢胞性の成分で構成されているように見える。
- 2 :拡散強調像ではCTで充実性に見える部分はほぼ低信号である。
- 3 :ADC map と MRCPが腫瘍の構成要素の特徴を表している。
- 4 :最も近い診断はSolid-pseudopapillary neoplasm である。