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画像診断KEY BOOK

放射線診断専門医試験のための
Selection 50

肝胆膵

腹部画像診断は胃の二重造影、肺の高分解能CTなどと並んで我が国の放射線診断が世界をリードしてきた領域である。これまで多くの放射線科医が研究を積み重ねてきた領域で、膨大な業績が蓄積されている。インターネットがこのように発達した時代、誰しもがこれらの知識をいつでもどこでもて見たいと考えることは当然であろう。それには本シリーズのようなweb版は最適であるし、いずれ出版物はこのような形に変わっていくものと予想している。特に文献検索においてPubMedなどとのリンクはweb版ならではのメリットである。このweb版に先立ちKey Bookシリーズから“肝胆膵の画像診断─CT・MRIを中心に─”を刊行したが、大変好評であった。web版ではその中から専門医の試験によく出ると考えられる50例を厳選したものである。私自身学会の専門医試験の出題委員を務めたことがあるが、試験に出す問題は自ずと限られ、当然誰でも知っているような問題や、ほとんど見ることのないような症例は試験問題になり得ない。その意味でこのweb版の症例を当たっておけば専門医試験はほぼ完璧であると言っても過言ではない。また必要に応じて書籍版も参考にすることで確実な知識にしていただきたい。

監修: 熊本大学大学院生命科学研究部放射線診断学分野 教授 山下康行