バイエル画像検査室
MR室
MR造影剤用インジェクタ - 機能紹介② オート機能
新しいMR造影剤用インジェクタには、どのような特徴がありますか?
インジェクタの準備から後片付けをサポートするオート機能が搭載されましたよ。
MR造影剤自動注入器MRXperion(MRエクスペリオン)には、造影MRI検査の事前準備に関わる各操作を自動化する機能が標準装備されており、造影剤および生理食塩液の準備作業を効率的にサポートします。これらのオート機能により、これまで手作業で実施していた作業をより簡潔化し、医療スタッフが患者さんに目を向ける時間が増えることで、よりきめ細かな患者ケアの提供にもつながります。
ピストンの自動前進
生理食塩液用シリンジおよびシリンジ製剤アダプタは、位置合わせをせずに、ヘッドの装着部分に軽く押し込むと装着することができます。生理食塩液用シリンジをはめ込むと、ピストンが自動的に前進してシリンジプランジャーに結合し、シリンジの先端まで自動的に前進します。
生理食塩液の自動充填
シリンジへの生理食塩液の充填は、自動充填用のボタン操作一つで充填が開始されます。シリンジに充填される生理食塩液の量は、後押しに必要な量だけでなく、プライミング、テスト注入、点滴モードなどに必要な量を自動的に計算されます。自動充填されている間に、シリンジ製剤の準備に取りかかることも可能です。
ルートのエア抜き
シリンジに接続したチューブ内のエアは、自動プライミング機能の利用により、ボタン操作ひとつで自動排出することができます。
ピストンの自動後退
検査終了後は、シリンジの取外しに連動して、自動的にピストンが初期の位置へ戻る機能が付いています。この機能により、検査終了時にピストンを戻す必要がなくなり、後片付けにかかる手間や作業時間を短縮させることができ、また戻し忘れもなく、次の患者さんの検査にすみやかに取り掛かることができます。
これらのオート機能の採用により、より迅速で、標準化された、清潔操作によるシリンジのセットアップが期待できます。
シリンジを取り外すだけでピストンが初期位置に戻る機能は、うれしいですね。