バイエル画像検査室

CT 室 検査

Total Dose Managementとは?

血管外漏出時の注入履歴は確認できますか?

インジェクタに保存されていますが、PACSや医療放射線情報一元管理システム Radimetricsでも確認できますよ。

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 発生頻度は非常に低いものの、血管外漏出の発生時には、漏出部位の処置や検査の中断により、発生時の細かな周辺情報までは収集できていないことがあります。そのような場合でも、造影剤注入に関する情報はインジェクタがもっていたら、万一の時でも患者様の処置に専念ができ、造影検査情報は落ち着いたときに確認していただけます。

 インジェクタの造影検査情報は、インジェクタに保存されるだけでなく、PACSやRadimetricsにも送信できます。

 DICOMデータとして注入レポート画像をPACSへ送信することで、検査画像データとしての閲覧が可能です。注入時にトラブルが発生した場合でも、実際の注入速度や注入量を読影時に確認していただけます。

 Radimetricsでは、医療放射線情報だけでなく、造影検査情報の保存も行えるので、注入時の圧力や注入速度を見やすい波形で表示できます。波形以外にも、注入プロトコル、実際の注入量などの情報が確認できます。

Radimetrics は、カスタマイズ可能なダッシュボードの作成機能があり、施設単位での検査情報の分析や報告に活用いただけます。さらには、被検者ごとに線量管理を含めたTotal dose managementも可能なので、様々な統計処理を行う場合にも利用できます。

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造影検査情報は、PACSでは読影される医師が見やすく、Radimetricsでは分析や報告にも使用できるという、施設に合わせた使い方ができますね。

 Total Dose Managementは、バイエル薬品がご提案する医療放射線情報と造影検査情報を一元的に管理する新しい情報管理のありかたです。Total Dose Managementにより、線量管理に加えて、造影検査の再現性、安全性、業務フロー、読影能の向上を目指しております。