バイエル画像検査室
血管造影室
インジェクタのハンドスイッチがワイヤレス化
循環器用インジェクタのハンドスイッチは、ワイヤレスですか?
ハンドスイッチをワイヤレスにすることで、術者の操作性向上が期待できますね。
従来、循環器用インジェクタの造影剤や生理食塩水を注入するハンドスイッチは、ケーブルによる有線でインジェクタ本体と通信していましたが、造影剤注入装置Arcatenaのバリアブルハンドスイッチは、Bluetoothにより無線通信することでワイヤレス化を実現しました。このバリアブルハンドスイッチはバッテリーを内蔵しており、一回のフル充電で、約8時間使用できます。使用中のバッテリー残量はコンソール画面に表示し、バッテリー残量が40%から30%へ変化したときにはコンソールの通知音と点滅表示により、バッテリーの充電タイミングを自動で知らせる機能を持っています。ワイヤレスでの使用だけでなく、メインコンソールにバリアブルハンドスイッチを接続することで充電しながら使用することもでき、状況によって使い分けることも可能です。ご使用いただいている先生方からは、「バリアブルハンドスイッチのケーブルが無い事で、清潔野がすっきりしてストレスが無く、操作性が向上する」、「離れて造影できることにより術者の被曝を軽減できる」等の評価をいただいております。
またArcatenaのバリアブルハンドスイッチは手打ち感覚での注入が可能で、造影剤注入開始ボタンを押し込む深さに応じて60段階の速度制御が可能です。生理食塩水をフラッシュ注入できるボタンもあり、0.1mL/秒 から0.1mL/秒毎に、最大5 mL/秒のFlow Rateで注入可能であることから、新たな臨床使用が期待されています。
滅菌済みの専用シースを取り付けることで、ハンドスイッチの本体は繰り返し使用可能です。人間工学に基づいたデザインのバリアブルハンドスイッチ機能を損なわない専用シースを採用している点も特徴です。
画期的な機能ときめ細かな配慮で、心血管インターベンショニストをサポートするArcatenaのバリアブルハンドスイッチをご紹介いたしました。
造影剤、生理食塩水のフラッシュ注入、造影剤と生理食塩水の同時注入ができるバリアブルハンドスイッチにも注目ですね。