前立腺癌診療においてMRIを使いこなす
- 診断に迷った場合に着目すべきポイント -

前書き

前立腺MRIは前立腺癌診療のゲートキーパーとも言える重要な位置づけになってきており臨床的有意癌を適切に検出することが重要ですが、その成果は当然MRIの診断精度に依存します。
さて昨今MRI装置の進歩で造影MRI検査の重要性低下が報告されていますが果たして前立腺MRIに造影検査は不要なのでしょうか? 実際の実臨床では非造影MRIでは偽陰性症例が増えるリスクがあります。非造影MRIをルーチンとしている施設は全摘病理と比較することで偽陰性症例の多さを痛感すると思います。
今回は前立腺MRIと全摘標本2000例超の対比から得た非造影MRIでの見逃しリスクについてご紹介致します。

熊本中央病院 放射線科 片平 和博 先生

前立腺癌診療においてMRIを使いこなす - 診断に迷った場合に着目すべきポイント -

前立腺癌診療における造影MRIの役割について3回のシリーズに分けて、分かりやすくご紹介します。

PSAとPI-RADSv2.1を活用する
前立腺MRI検査に造影は必要?

造影が必要な”8 つ”のsituation(前半)

造影が必要な”8 つ”のsituation(後半)

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