DO LESS. CARE MORE.

〜新たな造影CT検査の可能性を考える〜

Centargoが切り拓く未来
ー⼼臓CTにおけるCentargoの有⽤性 ー

社会医療法⼈ 天神会 新古賀病院

社会医療法⼈ 天神会 新古賀病院
松岡 光貴 先⽣

松岡 光貴 先⽣
新古賀病院
診療放射線課 技師⻑

上⽥ 年男 先⽣

上⽥ 年男 先⽣
新古賀病院
診療放射線課

インタビュー動画

⼼臓CTの更新に伴い、CentargoCTインジェクションシステム(バイエル薬品社製)をリース契約で導⼊した新古賀病院の松岡光貴技師⻑、上⽥年男技師に、⼼臓CT検査を中⼼にCentargoの有⽤性についてインタビューした。

インタビュー動画

⽣⾷が⾜りなくなる不安を解消した

⼼臓CT検査では、胸部から腹部までを撮影するオーダーが増えている。
⼼臓だけの撮影であれば、100mLの生理食塩水(⽣⾷)を、患者の点滴⽤・β遮断薬を追加投与する場合の溶解⽤・造影剤の後押し⽤に使⽤しても不⾜はなかったが、⼼臓と⼤⾎管を同時に撮影するためには、造影剤の後押し⽤だけでも100mLを超える量が必要になる(表1)。
Centargoは、⽣⾷バック(当院では500mL)からインジェクタ本体のデイセットへ⾃動充填するため、⽣⾷の量を気にする必要がなくなった。

表1 Centargo製品ページへ戻る

表1 心臓CTプロトコルの比較

アーチファクトのない画像が得られる

画質の⾯でも、従来のプロトコルでは⽣⾷の⽤量が不⾜するため、撮影が難しかった⼼臓と同時に⼤⾎管を撮影する場合でも、Centargoは、⽣⾷の量を気にする必要がないため、

のプロトコルでTestBolusTracking(TBT)法を⽤いることが可能になった。
さらに、右⼼系や⼤動脈⼸部に発⽣する造影剤のアーチファクトに対して、⼗分な量の⽣⾷を使⽤して後押しができるため、アーチファクトのない診断しやすい画像が得られる(図1,2)。
また、造影剤と⽣⾷の同時注⼊機能により、造影剤と⽣⾷の投与割合を簡単に変更できるため、右⼼系の撮影に適切なプロトコル設定が容易にできる。

アーチファクトのない画像が得られる
アーチファクトのない画像が得られる

廃棄コスト低減も実現できる

病院事務から相談を受けていた廃棄コストの低減についても、Centargoの導⼊により年間500kg程度の感染性廃棄物の削減効果が期待できることから、放射線科の低減案として事務⽅へ回答できた。
これらの事を含めて、導⼊前に期待していたことは全て実現できていると思う(表2)。

表は横スクロールでご覧いただけます。

廃棄コスト低減も実現できる

表2 心臓CT造影プロトコルの比較

楽になったというのを聞くのが⼀番嬉しい

業務⾯でも、診療放射線技師が早朝から、⽣⾷を空シリンジへ充填する作業を含めて、造影検査の準備に20-30分程度かかっていた。造影検査数が多く、都度準備していると検査が滞るため、必要な作業だと思っていたが、その時間をどうにかしたいという思いは強かった。Centargoは、⼿間のかかる⽣⾷の充填作業が省けるだけではなく、造影剤型を⼀本化できたことで、造影剤ごとに⾏っていた在庫管理や発注業務も簡素化できた。働くスタッフが、ストレスを抱えないように仕事ができるという⾯でも、導⼊して良かったと思う。スタッフから「楽になった」という⾔葉を聞くのが⼀番嬉しい。

保守込みのリース契約で導⼊できる

更新する⼼臓CT装置は、既存のインジェクタが正常に稼働しているため、Centargoの導⼊は、経営側と2台⽬を追加するハードルの⾼い交渉となった。商談の過程で、保守込みのリース契約があることを知り、診療に必要な画像の最適化を実現しつつ、次回のインジェクタ購⼊までマルチペーシェントCTインジェクタを試⽤できることを提案し、Centargoを導⼊する院内合意を得た。保守込みのリース契約は、Centargoを少しでも早く導⼊したいという医療機関をサポートするシステムである。

社会医療法人 天神会 新古賀病院

社会医療法人 天神会 新古賀病院

〒830-0033 福岡県久留米市天神町120

管理医療機器 / 多相電動式造影剤注入装置
販売名:Centargo CTインジェクションシステム
認証番号:302AABZX00091000
製造販売元:バイエル薬品株式会社

管理医療機器 / 造影剤用輸液セット
販売名 / Centargo ディスポーザブルセット
認証番号 / 303AABZX00003000
製造販売元:バイエル薬品株式会社