正解は選択肢3 亜急性心筋梗塞が疑われる
MRIは胸部圧迫感を自覚してから約1ヶ月後に撮影されたものである。冠動脈造影(画像5)にて右冠動脈近位部で完全閉塞が認められたため、ステントが留置された。
出題者からのコメント
負荷perfusion MRIは「プロトコールが複雑」、「検査時間が長い」などの理由で、あまり広く普及していないのが現状です。しかし、負荷perfusion・遅延造影・cineの組み合わせであれば検査時間は30分程度で、診断能は心筋シンチより高く、臨床上非常に有用な検査の選択肢になります。