第46回 画像診断クイズ(肝臓)
肝腫瘤のクイズ
難易度 ★★★
執筆者名:外園 英光 先生
所属:川崎医科大学 放射線診断学教室
- 次の4つの記述のうち、治療方針を決定する上で最も重要と考えられる項目はどれでしょう?
- 1 :血液培養
- 2 :ドレナージ液培養
- 3 :血中赤痢アメーバ抗体価の測定
- 4 :生検
※スクロールダウンすると、選択肢が選べます。
患者背景
50歳台 男性
微熱を主訴に近医を受診し、抗菌薬治療を開始されたが、7日後の再診時にも改善を認めなかった。胆道系酵素上昇の精査目的で施行された腹部超音波検査で肝臓に異常を指摘されたため、プリモビスト造影腹部MRI検査、MRI検査の5日後に造影CT検査が施行された。既往歴は40歳時に虫垂炎にて虫垂切除術を施行。
条件や注釈
MRI検査時の体温は37.8 °C、WBC:26.35×103 /μL、CRP:25.36 mg/dL、HBs抗原:陰性、HCV抗体:陰性、AFP、CEA、CA19-9は正常範囲内、可溶性IL-2レセプター:1220 U/mL
画像1: 脂肪抑制T1強調像(造影前)
画像2: 脂肪抑制T1強調像(動脈相)
画像3: 脂肪抑制T1強調像(門脈相)
画像4: 脂肪抑制T1強調像(移行相)
画像5: 脂肪抑制T1強調像(肝細胞相)
画像6: 脂肪抑制T2強調像
画像7: 脂肪抑制Heavily T2強調像
画像8: 拡散強調像
画像9: 単純CT
画像10: 造影CT(動脈相)
画像11: 造影CT(門脈相)
画像12: 造影CT(平衡相)
- 次の4つの記述のうち、治療方針を決定する上で最も重要と考えられる項目はどれでしょう?
- 1 :血液培養
- 2 :ドレナージ液培養
- 3 :血中赤痢アメーバ抗体価の測定
- 4 :生検