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肝細胞癌を診る

- 内科医のための肝臓MRI入門

MRIの基本2

各MR画像の特徴と役割

 MRIは、磁場や電磁波の操り方(パラメーター)の違いによりT1強調画像、T2強調画像、HeavyT2強調画像、拡散強調画像などを撮像することができる。脂肪抑制法やDual Echo法などの併用オプションが存在する。また、造影剤投与後に撮像を繰り返して血行動態を評価するダイナミックスタディや肝特異性造影剤を用いて周囲肝組織と腫瘍との機能の差異を反映した画像(例 Gd-EOB-DTPA造影MRI肝細胞造影相)も撮像される。

 肝臓のMRI検査における各画像の特徴と主な役割は、以下の通りである。

MRIの基本2