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Everything about X-ray Contrast Media

はじめに

本書は実際には存在しない隙間を埋めるために書かれました。造影剤を使って仕事をする人は誰でも造影剤についてはよく知っているし、このテーマに関して多くの優れた論文や書物もあります。それなら、なぜこの本をかいたりしたのでしょうか?

おそらく造影剤について特に新たな問題があるわけではありません――いや例外が一つあるかもしれません。テーマの親しみやすさでしょうか。造影剤というテーマは初めて聞く人にはどちらかというと退屈かもしれません。しかし医学の世界を含め、どんなテーマでも深く関心を持てば持つほど面白くなってきます。ではX線造影剤の「始まりと基礎」をどうやって退屈なものにせず、少しでも興味深いと言えるようなものにできるでしょうか。

困惑するような質問で始めるのはどうでしょうか?

ともかく、造影剤の入ったビンを見てみてください。太陽の光はビンを通り抜けるので、われわれはビンの向こうにあるものを見ることができます。ところがビンのX線写真を撮ると、どんな放射線も通しません。X線は太陽の光よりはるかに強力だということをわれわれは知っているのですが、X線は造影剤に吸収されてしまい、片や通常の太陽光はいとも簡単に通過してしまいます。この理由を尋ねられたら、説明できますか?

はじめに

皆さんに基本的な物理学の素養があれば、これは難しくない問題でしょう。もし物理学の素養がない場合は...大変です!もし説明できないのなら、答えを教えましょう......いや、それは後で説明することにします。では、皆さんは次のうち、どれに当てはまりますか。

  • 答えをすでに知っている。
  • 答えを知っていてそれを皆さんに教えてくれる人物を知っている。
  • いつまでも答えを知らないまま、あるいは
  • この本(または少なくともその一部)を読む。ぜひそうして欲しいですね。なぜなら......

......そうすれば、もっといろんなことがわかりますよ!