画像診断クイズ

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第24回
画像診断クイズ(脾臓)

脾臓MRIのクイズ

難易度 ★★★

執筆者名 : 江戸 博美 先生
所属 :東邦大学医療センター大橋病院 放射線科

次のうち最も可能性が高いものはどれでしょうか?

  • 1 :Hemangioma (血管腫)
  • 2 :Hamartoma (過誤腫)
  • 3 :Angiosarcoma (血管肉腫)
  • 4 :Sclerosing angiomatoid nodular transformation (SANT)

※スクロールダウンすると、選択肢が選べます。

患者背景

年齢・性別・体重 70歳女性
検査目的 7年前に大動脈解離(Stanford type A)に対し上行大動脈置換術施行。CTで経過観察中、2年前より脾臓に結節性病変(9mm大)が出現し、増大傾向を認めたため、MRIが施行された。
画像1,画像2,画像3,画像4
画像1
A 単純CT
画像2
造影CT(動脈相)
画像3
造影CT(門脈相)
画像4
造影CT(平衡相)

脾臓下極に境界明瞭な脾実質より軽度低吸収を示す腫瘤性病変を認める。Dynamic studyでは、動脈相より辺縁および腫瘤中心部に伸びる線状の増強効果を認め、遷延性の増強効果を示す。

画像提供:防衛医科大学校 放射線科 新本弘先生、中森貴俊先生のご厚意による

画像1,画像2,画像3,画像4
画像1
T1強調像
画像2
T2強調像
画像3
造影後脂肪抑制T1強調像(早期相)
画像4
造影後脂肪抑制T1強調像(後期相)

脾臓下極に境界明瞭な腫瘤性病変を認める。T1強調像およびT2強調像では腫瘤は大部分が脾実質と等信号で内部に線状の低信号域を認める。T2強調像での低信号部はヘモジデリン沈着を反映した所見と考えられる。造影では、CTでのdynamic studyと同様で辺縁から中心部に伸びる遷延性の増強効果がみられる。

画像提供:防衛医科大学校病院 放射線科 新本弘先生、中森貴俊先生のご厚意による

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