バイエル画像検査室

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CT室 大腸CT検査

大腸CT検査の腸管拡張はどうしますか?

大腸CT検査では、良好な腸管拡張を得るために炭酸ガス自動注入装置の設定が必要です。

大腸CT検査の腸管拡張はどうしますか?

大腸CT検査で最適な腸管拡張を得るためには、体位変換によりガスを移動させると共に、注入圧力と注入速度を設定することで良好な腸管拡張を維持する必要があります。

炭酸ガス自動注入装置の注入圧設定値を決める方法のひとつに、BMIを基準とする考えがあります。炭酸ガス自動注入装置RadiCo2lonは、ガス注入時に注入圧実測値が設定値に達すると送気が停止します。BMIが高い被検者は注入圧実測値が高い数値で変動する可能性があります。もし、BMIが高い被検者の注入圧設定値を20mmHgとした場合、目標設定値に達しやすく拡張不良のリスクがあります。注入圧の設定値は体格に応じて設定することで良好な拡張が得られます。

BMIを基準にした設定例

BMI 注入圧設定値
20以下 20mmHg
21〜24 25mmHg
25以上 30mmHg

BMI(Body Mass Index)=体重kg/(身長m×身長m)

大腸CT検査の腸管拡張はどうしますか?

RadiCO2lonは、注入速度の検討を行った結果、ガスの注入初期段階では注入速度を遅くし、そこから段階的にガス注入速度を速くすることで、小腸へのガスの流出を最小限に抑え、適切に大腸を拡張できる注入プログラムを搭載しております。また注入開始からCT撮影終了まで持続的にガス注入を行うことで、検査途中での腸管のガス吸収分を補い腸管拡張を維持できる特徴をもっています。


大腸CT検査で良好な腸管拡張を目指すためには、体位変換もお忘れなく!

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