SLAP病変を合併した肩関節前方亜脱臼症例

いわき市立総合磐城共立病院 整形外科
相澤 利武 先生

ご紹介する症例は臨床症例の一部を紹介したもので、全ての症例が同様な結果を示すわけではありません。
効能・効果、用法・用量、警告、禁忌、原則禁忌を含む使用上の注意につきましては、
添付文書(イソビスト注240イソビスト注300 )をご参照ください。

イソビスト注240 関節造影

前後 内旋位像

前後 内旋位像

内側から下方の関節包の拡大を認める

関節造影後 CT画像

横断像(上方)

横断像(上方)

関節窩から上方関節唇の剥離を認める

横断像(中央部)

横断像(中央部)

前方関節唇の剥離を認める

造影を行い関節包を拡大したことにより、関節唇の損傷が単純CTやMRIに比べ明確に判定可能となった。

前額断

前額断

上方関節唇の断裂と剥離を認める。
(Snyder type3の関節唇が剥離しさらにバケツ柄状に断裂)造影剤が損傷部に入り込むことにより合併したSLAP損傷が術前に予測可能となった。

関節鏡視像

  • 関節鏡視像
  • 関節鏡視像
  • 本症例は、CT関節造影により、大きな関節窩の損傷はなく、関節唇靱帯複合体の損傷のみであることが確認できた。
    関節鏡視下に下上腕関節靭帯から上方関節唇までsuture anchor(縫合糸アンカー)を用いて修復した。
  • 本検査により軟部組織の損傷形態、合併損傷を詳細に観察することができ、
    手術前の修復計画をより綿密に作成することが可能となった。