多中心性乳癌における造影MRIの有用性

Samsung Medical Center/Department of Radiology, Seoul, South Korea
Dr. Boo-Kyung Han

ご紹介する症例は臨床症例の一部を紹介したもので、全ての症例が同様な結果を示すわけではありません。
効能・効果、用法・用量、警告、禁忌、原則禁忌を含む使用上の注意につきましては、
添付文書  をご参照ください。

はじめに

年齢・性別

50歳 女性

確定診断名

多中心性乳癌

患者背景

乳癌の家族歴はなく,2 ヵ月前に左乳房に腫瘤が触知された.X線マンモグラフィで陽性所見が得られ,病巣の広がり診断及び他病変の検索を目的に,乳房造影MRIが施行された.

MR画像所見

Dynamic MRI早期相より,左乳房の外側上部に2つの衛星結節を有する不整形の腫瘤を認め(図1,),隣接する外側下部にはマンモグラフィでは検出されなかった非腫瘤性の増強効果を認めた(図2,).これらはMIP画像により,多中心性であることが確認された(図3).病理学的検査の結果,左乳房外側上部の病変は浸潤性乳管癌,外側下部病変は非浸潤性乳管癌であった.

MR画像所見

マンモグラフィ画像所見

左乳房の外側上部に3cmのスピキュラを示す高濃度腫瘤を認める.

マンモグラフィ画像所見

撮像パラメータとガドビスト®の注入条件

撮像パラメータとガドビストⓇの注入条件

掲載したMR 画像は,Dr. Boo-Kyung Han(Samsung Medical Center/Department of Radiology, Seoul, South Korea)のご厚意による.